CPC / 細胞培養
CPCとは、細胞加工施設(Cell Processing Center)の略語です。
細胞の抽出、培養、分化誘導など、さまざまな加工をおこなう高水準のクリーンルームです。
「再生医療安全性確保法」により、CPCの満たすべき条件(無菌性、交差汚染の防止、清浄度の確保など)は厳密に規定されており、細胞加工をおこなう担当と、品質を管理する担当が共同して、高い細胞品質を維持します。また、実際にそこで細胞加工をおこなう技術者も、専門のトレーニングを受け、高い技術を習得する必要があります。
琉球大学医学部では、付属する再生医療研究センター内のCPCにおいて、さまざまな再生医療の実際の治療および研究をおこなっています。そのために、CPCはGMP準拠(「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準」の定める高い基準)の、最高水準の設備となっており、完全無菌の高い細胞品質を可能としています。
また、脂肪組織由来幹細胞の培養においては、細胞数を数十万倍に増殖させる独自の高い技術を確立しています。細胞培養法の開発および品質検査においては、複数の研究を施行しており、これらの研究成果をもとに、新たな価値を社会に提供していきます。