ニュース

  • 2019年2月4日お知らせ

    「平成30年度 再生医療シンポジウム」で発表

    2月2日(土)、沖縄県立図書館で開催された「平成30年度 再生医療シンポジウム」にて、学術顧問の清水が「琉球大学における再生医療研究の取り組み」と題し、グランセルの化粧品事業や、琉球大学医学部が主導している脂肪幹細胞ストック事業などについて発表しました。

  • 2019年1月21日お知らせ

    「平成30年度 沖縄型医工連携基礎プログラム」で講師を務めました。

    1月26日(土)、琉球大学内で開催された「平成30年度 沖縄型医工連携基礎プログラム」にて、代表・野村が講師を務めました。沖縄型医工連携基礎プログラムは、琉球大学、スタンフォード大学、東北大学、日本バイオデザイン協会との共同公開講座で、5回目の最終日である今回は、チームによる振り返りと発表をおこないました。

  • 2019年1月12日メディア掲載・出演

    「BIOINDUSTRY 2019年1月号」で掲載されました

    1月12日(土)発行のバイオ専門情報誌、「BIOINDUSTRY(バイオインダストリー) 2019年1月号」で”脂肪組織由来幹細胞培養上清のスキンケア製品への応用”が掲載されました。

  • 2019年1月11日メディア掲載・出演

    「日刊工業新聞」に掲載

    1月10日(木)発行の日刊工業新聞に掲載していただきました。

    日刊工業新聞 : ダニアレルゲン、敷布団丸洗いで低減実証 グランセルなど

  • 2019年1月1日お知らせ

    2019年 社長年頭挨拶

    平成31年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

    琉球大学医学部の医師や研究者の有志が集まり、平成29年2月に弊社は創立され、琉球大学発ベンチャー第1号の認定を受けました。そして、「学術のパワーと企業のスピードで、再生医療研究成果による社会のHappyを創造する」を企業理念とし、医療分野にこだわらない社会貢献の最初の事業として、スキンケア製品の開発が始まりました。

    幸い、弊社学術チームがヒト脂肪幹細胞の培養移植による再生医療を先行して実施、成功していた研究実績もあり、起業からちょうど1年という異例のスピードで、平成30年2月にローション、エッセンス、フェイスマスクの3つのラインナップが完成し、コスメアカデミアブランドとして販売を開始しました。

    実際の再生医療に用いる培養手法を実践して原料製造をおこなうため、当初、量産が困難で、限定された個数の製造にならざるを得ませんでした。そのため、自社オンラインサイトのみでの販売開始となりましたが、コスメアカデミアの製造販売と並行して、培養上清の医学的検証や、原料量産法などの研究開発も進行してきました。

    また、医学部発ベンチャーの特色にご注目いただき、株式会社ランドリージローとの共同研究事業や、内閣府や琉球大学における沖縄型医療機器開発人材育成の取り組みなどにも参画させていただきました。

    このように起業以降、弊社が順調に事業拡大できたのも、ひとえに応援いただいた皆様と、理念を共有した社員のおかげです。改めて皆様方に感謝申し上げます。

    さて、新しい年を迎えまして、期待に胸を膨らますとともに、大学発ベンチャーとして社会に貢献すべき責任と、起業当初の理念を忘れないという初心を強く感じております。

    再生医療は、幹細胞を中心とした生体内の真理を解明し、難病治療の道を切り拓く、近年目覚ましく発展している医療分野です。しかしながら、その技術や研究成果は、医療分野のみならず、他の分野に応用することで社会をよりよく変えられる可能性も秘めています。

    このような意味で、再生医療技術を応用したスキンケア製品の導出は、医学的にも社会的にも挑戦的プロジェクトです。その本当の価値や可能性は、まだ誰にも見えていないかも知れません。だからこそ、弊社では利益最優先の単なるビジネスとしてではなく、その価値と可能性を探る研究としても本事業に引き続き取り組んでいく所存です。

    また、理念である「研究成果による社会貢献」により、絶えず新しい価値を創出していきます。弊社事業は社会貢献のための出口ですが、そこで感じ取った社会が何を求めているかというニーズを、大学の研究チームに直接伝え、社会をよりよくするためにどんな研究をすべきかというシーズを生み出します。こうして、産学連携を超えて産学一体となった研究開発に、意欲的に取り組んでまいります。

    大学での研究と弊社事業による社会貢献を目指し、本年もさらなる飛躍の年となるよう心より祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。